アナタの協調性は80%。
アナタの恋は、静かで、深いです。好きになると、相手をよく見て、その奥にあるものまで感じ取ろうとする。表面の言葉より、その下にある本当の気持ちに、先に気づいてしまう。アナタの愛は、いつも相手の見えないところに、先に届いています。
相手が「大丈夫」と言っても、本当はそうじゃないと、アナタには分かってしまう。だからアナタといると、相手は「言わなくても分かってもらえる」という、めったにない安心の中に置かれる。そして、アナタはその深さで疲れたりしない。人の奥が見えることを、当たり前にやってのける強さがあるんです。
でも、じつは。いつも相手を深く理解してあげているアナタほど、「自分のことを、同じ深さで分かってくれる人はいるんだろうか」と、ふと思うこと、ありませんか。アナタは見抜く側でいるのが当たり前すぎて、見抜かれる側になったことがない。だからどんなに人に囲まれていても、心の芯の部分は、いつも少しだけ一人なんです。
でも、それは欠点じゃありません。アナタは、人が誰にも言えずに抱えているものを、そっとすくい上げられる稀な感受性を持っている。だからアナタにこそ、アナタの奥をのぞこうとしてくれる人がいていい。アナタが見せないようにしている部分を、「そこも見せて」と言ってくれる相手の前でなら、アナタははじめて、理解する側をやめて、理解される側に座れます。アナタはもう十分、人の心の重さを引き受けてきたのだから。
最後にひとつだけ言うとしたら。アナタは、人の心の奥まで見えてしまうのに、自分の心を見せることだけが、どうしてもできないはずです。相手が「大丈夫」と言えば、その裏の本音まで読み取れる。誰かが言葉にできずに抱えているものを、そっとすくい上げてあげられる。なのに、いざ自分が弱音を吐く側になると、急に言葉が出てこない。いつも聞く側、いつも理解する側で、自分の番が回ってきたことがない。だから、どれだけ人に囲まれていても、心のいちばん深いところは、いつも一人なんじゃないでしょうか。
でも——それは、アナタの理解する力が、本物だからです。人の痛みが見える人は、自分の痛みを軽々しく差し出せない。その重さを、誰より知っているから。見せられないのは欠点じゃなく、アナタがそれだけ深く人を感じ取れる証拠なんです。だからいちばん好きな人の前でだけは、見抜く側をやめて、見せる側に座ってみて。いつも誰かを理解してきたアナタが差し出す本音は、相手にとって、何よりの贈り物になるから。

