アナタの協調性は80%。
アナタの恋は、あたたかくて、面倒見がいい。好きな人ができると、その人の生活がまるごと気になりはじめます。ちゃんとごはん食べてるかな、寝てるかな、最近忙しそうだったな——アナタの愛情は、相手をよく見て、先回りして世話を焼ける形で表れます。一緒にいると、相手はいつのまにか「自分のことを誰かがちゃんと見ていてくれる」安心の中に置かれている。
しかもアナタは、それでいて湿っぽくならない。尽くしても見返りを細かく数えないし、相手が応えてくれない日があっても、いちいち落ち込んだりしない。アナタの世話は、重い愛じゃなくて、こだわりの少ない、からっとした優しさなんです。だから相手は、息が詰まらない。
でも、じつは。みんなの世話を焼いて、いつも「しっかりしてる人」と思われているアナタほど、本当はたまに、何もしなくていい場所で、誰かに世話を焼かれてみたい——そう思うこと、ありませんか。アナタは「与える人」のポジションが板についているぶん、「甘える人」になる練習をしてこなかった。気づいたら、頼られてばかりで、頼ったことがない。
だからアナタにこそ、アナタの世話を焼かせてくれる人がいていい。「今日は何もしなくていいよ、座ってて」と言ってくれる相手の前で、アナタははじめて肩の力を抜ける。アナタが人にそそぐ気づかいは、欠点でも、お節介でもありません。人の幸せを自分の幸せにできる、まれな才能です。だからせめて、その気づかいの何分の一かは、アナタ自身に向けてあげてください。アナタは、もう十分すぎるほど、誰かを支えてきたのだから。
最後にひとつだけ言うとしたら。アナタは、好きな人の世話を焼くのが得意です。体調を気づかって、さりげなく支えて、相手が気持ちよく過ごせるように、いつも動いている。でも、自分が「してもらう」のは、なんだか落ち着かない。気を遣われると申し訳なくて、つい「大丈夫、大丈夫」と断ってしまう。
でもね。たまには、何もできない日のアナタを見せていい。風邪をひいたら甘えていいし、疲れた日は「今日は何もしたくない」と言っていい。アナタがしてあげるばかりじゃなく、してもらうことを許したとき、相手は嬉しいんです。「やっと自分も、この人に何かしてあげられる」って。世話を焼くのはアナタの優しさ。でも、世話を焼かれるのも、相手への優しさなんです。

