アナタの協調性は20%。
アナタの恋は、まっすぐで、引っ張ります。好きになったら迷わず示すし、関係も本気で前へ進める。相手の人生ごと良くしようと動けるアナタといると、相手は「この人は本気だ」という、確かな手応えの中に置かれます。
でもアナタは、その強い責任感ゆえに、うまくいかないことを全部自分の課題として抱え込んでしまう。関係に少しでもほころびが見えると、「自分のやり方が間違っていたのか」と原因を分析して、人知れず眠れなくなること、ありませんか。物事を思い通りに進めたいぶん、コントロールできない相手の心を前に、焦りが募ってしまう。
そして、じつは。いつも強気で、何でもこなせるように見えるアナタほど、心の奥で「結果を出せない自分には、価値がないんじゃないか」と怖がっていること、ありませんか。アナタが走りつづけるのは、向上心であると同時に、「役に立たなければ、必要とされない」という静かな思い込みでもある。だから立ち止まるのが下手で、できない自分を、いちばん許せないのはアナタ自身です。
でも、それは弱さじゃありません。アナタがそこまで自分を追い込めるのは、関わる人やものに、本気で誠実でありたいと願っている証拠です。どうでもいいことに、人はそこまで背負えない。アナタが探すべきなのは、アナタが何かを成し遂げたからじゃなく、ただアナタだから好きだと言ってくれる人。「結果なんて出さなくていい、アナタでいい」と言ってくれる相手の前でなら、アナタはやっと、肩の荷をおろせます。その向上心は欠点ではなく、人を引っ張っていける強さ。だからどうか、その強さで、アナタ自身のことも、もう少し許してあげてください。
最後にひとつだけ言うとしたら。アナタの課題は、はっきりしています。自分の価値を、達成した結果でしか計れなくなっている。向上心の、行きすぎた状態です。
構造はこうです。アナタは「役に立たなければ、必要とされない」と、どこかで思い込んでいる。だから恋愛でも、相手にとって有益な存在であろうと走り続ける。問題を解決し、価値を提供し、選ばれる理由を作る。でも、愛は成果報酬じゃない。何も生み出していない、ただ疲れた日のアナタを、それでもいいと言う人がいる、という前提が、アナタの設計には入っていない。
だとすれば、修正点は一つ。いちばん好きな人の前でだけは、自分への評価を、一回ゼロにする。何も成し遂げなくていい。ただそこにいるだけで愛される、という状態を、一度受け取ってみる。そもそも、これだけ自分を追い込めるのは、関わる相手に本気で誠実でありたいからで、それは欠陥じゃなく、アナタの強さです。ただ、その強さを、自分を責める方向に使わなくていい。

